小宇宙大戦争! vol.5



「や・・・めっ・・・!」
自分の顔(!)が近づいてきて、フラガは思わず目を瞑った。
途端、重ねられる唇。
(うわーうわーうわーうわー・・・!(泣))
絶対ありえないはずの状況に、フラガの頭はひどくパニクっていた。
ぐいと足を捻られ、驚いて顔を上げれば、
肘掛にゆったりとくつろいで自分を見ているマスクに隠されたクルーゼの瞳。(←まだしてたんです。)
いつも不思議なのだが、マスクをしているくせにじっと自分を見ていると分かるのは何故だろう。
小首を傾げて自分を見るクルーゼにぼんやりと顔を向けたまま、フラガは裸にされ、クルーゼの前に足を開かされた。
(ふっ・・・・・・)
クルーゼは必死に笑い出したいのを堪えていた。
何せ、自分の愛する(!)フラガが2人(!!)、絡み合っているのである(!!!)。
確かに、自分でヤるのもまた一興だったが、フラガ2人が競って自分にその美しさを晒す様は、まさに二重の(!)喜びである。
クルーゼは、フラガが来てくれてよかった、としみじみ思った。
何せ、離れて1年間だ。
いい加減、フラガが欲しくなってもよい頃だ。
クルーゼはマスクの裏に笑みを隠したまま、2人の絡み合いを見つめていた。
「んあっ・・・!」
フラガの声が、ひときわ大きく響いた。
自身を握られ、強い刺激に体が強張る。
自分で処理していた時よりもはるかに大きい快楽に、フラガは荒い息を吐いた。
・・・・・・といっても、今自分を犯しているのは、紛れもなく自分のダミーなのだが。。。。。。
もはや抵抗心を失ったらしいオリジナルの態度に笑ったダミーは、クルーゼの方に顔を向けた。
「・・・クルーゼ」
名を呼ぶ。それから、ダミーはオリジフラガをクルーゼの前に晒した。
ますます笑みが深くなる彼に、フラガは恐怖を覚える。
「な、何を・・・!」
言う暇もなく、フラガはダミーに体を引っくり返された。
驚いて身を起こそうとしたが、背後からクルーゼ、前からダミーが押さえ付けてきて、身動きが取れなくなる。
その上、クルーゼは彼の腰を上げさせ、四つん這いにさせられる。
「こ、この状況はまさか・・・・・・」
そのまさかだよ、フラガ君。
案の定、クルーゼには後ろを犯され、前をダミーに犯されたフラガは、あまりの事に放心してしまっていた。
その夜、大喜びのクルーゼと自分のダミーに散々ヤられて、フラガはまさに一年分溜め込んでいたモノを吐き出したのだった。





・・・とりあえず、一日は終わりました。。。




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Update:2003/10/18/FRI by BLUE

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