貴方を想い、君を想う vol.1



今僕は、AAの皆を裏切り、ZAFTに居る。此処に来た時は、『あの人』意外は皆、僕に冷たかった。そう、あの仮面の人、ラウ・ル・クルーゼさん以外は・・・。
僕が此処に来たのは、さっきの出来事の後だ。
その出来事の時に、僕は『あの人』と再会したのだから。

「ムウさんっ!」
此処はコロニーメンデル。僕はムウさんのストライクとディアッカのバスターが反対側の港に向かったと報告を受けて、アスランに艦を任せて、援護に向かった。
マリュ―さんは、ZAFTが居ると言っていた。
策敵に行って見ると、デュエルと共に、立ち往生状態のバスターを見つけ、援護しようとしたら、ディアッカが「任せろ。」と言うから任せて、ムウさんを捜した。
ようやく見つけたストライクは、損傷していて、敵の新型はストライクにトドメをさそうとしていたので、急いで敵MSの足をサーベルで切り落とした。ストライクと敵MSが急降下して、着地した。暫くすると、敵指官とムウさんが、コックピットから出て、銃撃戦を行い、コロニー内部に入っていくのが見えた。
僕は急いでフリーダムをストライクの側に着地させて、コックピットから出て、携帯していた銃を持って、コロニーに入って行った。
そして、今に至る。
そして、キラがもう一度叫ぶと、フラガとクルーゼは反応した。
「なんで来たんだっ。」
(キラ?生きていたのか?)
キラを咎めるフラガと聞き覚えのある声に動揺するクルーゼ。
「あのまま帰るなんてできませんよ。貴方に何かあったら僕はマリュ―さんに、なんて報告すればいいんですか?」
「生意気言うな!それよりお前、銃撃つ気有るなら、セーフティー外しとけよ!」
「っあ。」
焦ってセーフティーを外す彼を見て、フラガはこの先心配になった。そんな事を考えていると、クルーゼが声を掛けてきた。
「キラ!キラ・ヤマトなのか?!」
「っ!ラウさんっ?・・・ラウさんなんですか?!」
「ああ。そうだよキラ。生きていたんだな。よかった・・・!」
珍しいことに、クルーゼが心の底から歓喜と彼を気遣う言葉を投げかけていた。
「知り合いなのか?キラ。コイツと・・・!」
「ええ。ほら、僕がまだストライクのパイロットだった時に、一度だけイージスに捕獲されてた時があったでしょう?」
「ああ・・・。あの時はよく戻ってこれたと思ってたからな。」
「その時僕、ラウさんの隊に居たんですよ。それで、その時に色々とお世話になったんです。」
「そうだったな。あの時君は泣いてばかりだったな。」
「!!ラウさん!(////)」
明らかに恥ずかしがるキラの反応が分かり、楽しそうに笑うクルーゼ。
「すまない。なぁ、キラ。姿を見せてくれないか?」
「・・・いいですよ。」
「おいっ!キラ!!」
敵の要請をあっさり受け入れるキラを見て、フラガは止めようとしたが遅かった。そしてキラは、目尻に涙をためながら、「すみません。ムウさん・・・。」と言い残し、クルーゼに自分の姿を見せるために隠れていた物陰から抜け出た。
「キラ!!」
そう言いながら、フラガも物陰から出ようとしたその時。銃声でそれを止められた。
「お前はそこを動くなよ。死にたくなければな。」
「ちっ!」
フラガはしょうがなく、物陰から2人の会話を」聞くしかなかったが、その声も殆ど聞こえない。そのため、諦めて、その場に座り込むフラガだった。






************************************中書き

あ〜続いちゃった〜。この話かなり前置き長いですね〜。すいません。
でも、私的に今回はクルxキラ+フラガのような感じなので、今回少佐はやられっぱなしと言うことに(少佐ファンの人すみません)
やはりキラはZAFTのがいいですねぇ。なんとなく(笑)そして、隊長やイザークと・・・(アホ)
それでは、partUでまたお会いしましょう。〜終われ〜
                      ルシファ







Update:2003/02/23/MON by RUSIFA

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