Sunday Morning



「・・・っだ、大総統閣下っ!!」

ブラッドレイに腕を引かれながら、ロイは焦ったように声をあげた。
さんさんと日差しの降り注ぐ朝。
雨上がりの水滴が庭園の植物を彩り、キラキラと美しい光を放つ。

「ま、まだ仕事が残っていますし、お付きの者も探して・・・」
「ああ、ここだ。来なさい」

ロイの抵抗にも構わず、男は強引に腕を引く。
バランスを崩したロイは、男の胸に半ばぶつかるようにして倒れ込み、
その勢いで2人はドサリと芝生の上へと転げてしまった。

「あ・・・す、すいませ・・・」
「よい、よい。」

ブラッドレイはそう言い、ぎゅっと腕の中の存在を抱き締める。
ロイは羞恥に顔を赤らめたが、男の腕から逃げられるほどの力はなかった。
2人は上司と部下の関係ではあったが、それ以上に恋人と呼べる関係でもあった。
男の腕を振り解けないのは、そんな理由もある。

「気持ちのいい風だ。そう思わんかね?」
「・・・〜〜〜閣下!!はやくお戻りにならないと、司令部皆の仕事が滞ってしまいます!!」

ふぅ、と満足げなため息をつくブラッドレイに、ロイは少々語気を荒げたが、
この男の前ではまったく意味がない。
ますます強くなる腕を感じて咎めるように男を見上げると、
ブラッドレイははっはっはっはと豪快に笑って自分の非を誤魔化した。

「なに、部下たちに見つからなければ問題ない。それに、君も私も徹夜明けだ。休んでも文句は言われんよ」
「な、ならば仮眠室でお休みになられれば・・・!」

本当は仕事にメドがつかない以上、休むわけにもいかないのだが、
この今の時代の最高権力者は、
時にそのことでは有名な自分よりもサボり癖を発揮し、
仕事場を抜け出しては他人のちょっかいを出してくることがしばしばあった。
無論今回も同じ。
いきなり執務机の背後の窓から侵入され、こうして部屋から自分をさらい、セントラルの広い庭園へと引っ張られ。

「・・・っ、閣下!!」
「生憎だが、私が休まるためには君の存在が要るんだよ、マスタング。観念したまえ」

ふふ、と意味深に笑われ、ロイは脱力した。
この、仕事よりも自分を優先にしてくる男には、自分は一生勝てそうにない。
今頃執務室では、あの有能な少尉が自分の不在に気付いているだろう。
きっと、自分が逃亡したと思われているに違いない。
これは先が思いやられるな、とロイは深くため息をついた。

「・・・マスタング」

ブラッドレイの真摯な声音に、ロイは自分が下敷きにしている男を見つめた。
まっすぐに見据えられ、無意識のうちに鼓動が早まる。
強い眼光は、そらす事さえできないほど自分を魅了し、離さない。
ロイは男を見つめながらかすかに頬を染めた。

「さぁ、キスを」

口付けを要求され、息があがった。
ブラッドレイは相変わらず挑むような瞳でこちらを見つめている。
キスを要求されるのは、何も初めてのことではなかった。

「閣下・・・」
「ブラットレイと、そう呼んでくれたまえ」

真面目に言うブラッドレイに、ロイは戸惑った。
名を呼ぼうかと思うものの、恥かしくて口にできないまま、ロイは男の唇に自分のそれを重ねる。
すぐさま侵入してくるブラッドレイの舌にかすかに顔を顰めた。

「んっ・・・ふ、うっ・・・」

男の動きは容赦がなく、甘さより先に激しさをロイに伝えてくる。
それが苦しく、だが鼓動が高鳴るほど嬉しく、気付けばロイは男のそれを夢中で貪っていた。
そんなロイに、ブラッドレイがかすかに笑った。
背を抱いた腕が下肢に降りる。
背骨を辿り、そのまま形の良い尻を確かめるように撫でられ、ロイの身体が竦んだ。
いつも、ブラッドレイはそうだ。
男の前が熱を持ち、自己主張を始めているのを知っているにも関わらず、
ブラッドレイは前には決して触れず、いつも後ろばかりを弄ぶ。
前にも触れて欲しいといつも願ってしまうのだが、それを意識する前に強い刺激を奥に与えられ、
ロイは結局何も言えなかった。
服の上からぐっと奥に触れられ、んっと思わず声があがった。
もどかしい刺激を与えられ、ロイの乱す吐息はブラッドレイに吸い取られる。
含みきれない体液が口の端を汚す。だが、そんなことに構っていられないほど、ロイはこれから与えられるであろう快楽の予感に少し怯え、震えていた。
男の背を抱きながら、ブラッドレイは軍服のボトムの前を外した。
するり、と入り込む男の手に、ロイは息を詰めた。
無意識に男の胸にしがみつく指の力が強くなる。
直接節ばった両の手で双丘を揉みしだかれ、ロイの全身から余分な力が抜けていった。

「・・・ブラッドレイ、様・・・」

ロイは懇願するようにブラッドレイを見た。
強く尻を揉まれると、身体の奥で燻る欲がさらに煽られるようだ。
既に自分を抱く男の魔力に囚われたロイの瞳は、誘うような光を宿してブラッドレイを見つめていた。
頬に当たる爽やかな風。
それとは裏腹に、互いの間に宿った興奮するような熱。
日差しを浴びてきらめく様は、腕の中の男の美しさがより映えるような気がする。
かすかに濡れたロイの目尻に、ブラッドレイは口付けた。

「・・・ん・・・」

存分にロイの尻の感触を確かめた後、ブラッドレイはぐっと彼の奥に指を宛がった。
つぷん、と音を立てて指が中に侵入してくる。ロイは顔を歪める。
だが、他人の指が内部を犯す本来ならば吐き気のするような感覚も、
今のロイには快楽でしかなかった。
それほど、ブラッドレイには慣らされている。

「んっ・・・ぁ、あっ・・・」

ぐいと指を抉るように曲げられ、ロイの身体が仰け反った。
内部を激しく掻き回され、強い刺激にロイの口元から甘い声が零れる。
もう1本指を増やされ、強引に内部拡げられ、ロイは眉を寄せた。
ブラッドレイの指は、確かにロイの中の至る所をなぞり、快楽を呼び起こさせた。
だが、知っているはずのロイのいい所を、意識的に避けているようだった。
掠めるように触れては、焦らすように周囲をなぞる。
その部分を強く刺激してほしいのに、寸前の所で場所を変え、ロイの期待を裏切っていく。

「あ・・・っ、やっ・・・閣、ブラッドレイ様・・・っ」

意地の悪いブラッドレイの動きに、ロイは咎めるように彼を見上げる。
ブラッドレイはロイの顔をまじまじと見つめると、にっとロイに笑いかけた。

「・・・いい顔だ」
「んっ、や、ああっ」

一層奥に指を挿れられ、ロイの身体が仰け反る。
片方の手を腰に当て、もう片方の指で内部を掻き回され、ロイの目が一瞬眩んだ。
今度こそ弱いところを探られ、一気に強い快楽が押し寄せる。
びくびくと身体が震え、無意識に逃れようとする腰を押さえつけて、ブラッドレイは執拗にその部分を擦りあげる。
耐えられない、とロイの首が振られた。
汗に濡れた黒髪が白い肌に張り付き、ブラッドレイは目を細める。
顔にかかる前髪を掻きあげ、男の顔を覗き込む。

「んっ・・・は、あ・・・」

熱に浮かされた表情を見せるロイに、ブラッドレイは嬉々として口付けた。
身体中が燃えるように熱い。
ブラッドレイに抱かれている箇所も、刺激を与えられる内部も、全身を襲う熱と化してロイを苛む。
あつ・・・い、とロイが舌足らずに呟くと、ブラッドレイはくくっと笑った。

「―――焔の錬金術師。・・・熱さには、慣れていると思ったが?」

本当に、意地が悪い。
からかわれ続ける男は、悔しそうに顔を歪ませる。
身体を燻る熱は、自分の扱う焔の熱さとは全然違っていた。
少なくとも、空気に触れる場所から生まれ、表面をなめす様に広がる熱と、
内部からじわりと広がる溶けるような熱は全く違う。
ロイの咎めるような視線に、
ブラッドレイは再度喉の奥を鳴らして笑った。

「・・・―――さて」
「・・・っ」

一気に指を引き抜かれ、ロイは息を詰めた。
濡れた視線を揺らすと、ブラッドレイは変わらぬ笑みを浮かべたまま、ロイの腕を取る。
ブラッドレイに導かれた箇所に、ロイは改めて頬を染めた。
男の証であるそれは、既に自己主張をはじめ、服の上からでもわかるほどに硬く張り詰めていた。
ブラッドレイは性急に前を開き、自身を取り出す。
ロイにそれを握らせると、ブラッドレイは無言で頷き、先を促した。

「・・・さぁ」

手の中のブラッドレイ自身は、熱く、灼けるようだ。
これがこの後、先ほどまで弄ばれていた自分の奥に突き入れられるのだと思うと、ロイは身体が悦びに震えるような感覚を覚えた。
この熱に灼かれたい。内部から溶かされるような激しい熱を、感じてみたい。
そう自覚して、ロイは全身を真っ赤に染めた。
相変わらず、ブラッドレイはじっと自分を見つめたままだ。
先を急かす事さえしない。ロイが自分から先を進めるのを、ただ待っている。
もしかしたら、抵抗すればこんな屈辱的なはずの行為などしなくて済んだかもしれない。
だが、今のロイは、男に魅せられている。

「・・・は、あっ。・・・っ」

ロイは手の中のそれを支えるように軽く扱くと、顔を近づけ、そして口内に受け入れた。

「・・・っ」

ロイの暖かな口内に含まれ、ブラッドレイは軽く声を洩らした。
柔らかな内部と、絡みつくように砲身を刺激してくる舌。散々ブラッドレイに教え込まれたこの青年は、
思わず我を忘れそうになるほど口腔性交が上手い。
確実に引き上げられる熱に、ブラッドレイもまた熱い吐息を吐いた。
下肢に埋まる黒髪に指を絡ませる。
頭を撫でてやると、ロイの動きはより激しさを増した。

「ふ・・・、っ・・・んう・・・」

ブラッドレイのそれは、快感に先端から蜜を零し、容量を増してロイの口内を圧迫した。
大きすぎる男のその楔は、ロイの口では全てを収めきれない。
苦しさに眉を寄せ、仕方なく根元を手で擦り、先端を舌で舐めあげる。
時折唇で触れ、強く吸い上げるように刺激してやれば、解放を待つだけのそれは赤黒く脈打ち、卑猥さを増して天を仰いだ。
鼓動が早鐘を打ち、息があがる。
この灼熱の楔を、自分の奥に受け入れるのだ。
ブラッドレイはロイの顔を上げさせ、その唇にキスをした。
舌を絡め、互いの熱を煽る。涼しい風が、身体の熱に気持ちいい。

「ブラッド、レイ、様・・・」

途切れ途切れに名を呼ぶロイに、ブラッドレイは笑みを浮かべる。
そして、再度ロイの奥に触れて。
ロイは息を呑んだ。その場所に疼く欲を思い出させられ、頬が染まる。
「さぁ、マスタング君。本番はここからだ。―――私に、君のすべてを感じさせてくれたまえ」
ブラッドレイの言葉に、ロイはごくりと喉を鳴らした。
男の身体を跨いだ格好で、男のそれを手で握り、自分の下肢に宛がう。
ぬるりとした感触が奥に触れ、ロイは息を詰めた。
―――熱い。
もう既に、男のそれに焼かれているように。

「っ―――・・・、あ、ああっ・・・!」

押し出されるような声が洩れ、ロイは男のものを肛内に受け入れた。
熱いそれに内壁を擦られ、強烈な刺激に目すら眩む。
ロイは今にも倒れ込みそうな身体をブラッドレイの胸に手をついて必死に支え、
中途半端に埋まったそれを奥まで呑み込んだ。
霞んだ目で男を見やれば、にやけたような男の顔が伺える。
自分のものを受け入れ、快楽に顔を歪ませる青年を愉しむ表情。
不意に腰を掴まれ、一気に奥まで突き入れられた。

「んっ・・・!っ、ああ、あっ」
「マスタング・・・・・・」

男の低い声音が耳に届き、ロイは一気に赤くなった。
所在なげに視線を彷徨わせる。下肢を襲う熱は高まるばかり。

「やっ・・・、あ、っ、ああっ・・・」

ひっきりなしに声が洩れる。
じわりと下肢に滲む快感を、もっともっとと貪欲に求める青年は、
下肢の動きをやめようとしない。
補助的に添えられたブラッドレイの手にすら導かれ、ロイは下肢から受ける強い快楽に全身を支配されていた。
こんな場所で、と羞恥と躊躇いを覚えていた青年はどこへやら。
部下に探されているであろうことや、机に溜まる書類のことすら2人の頭にはなくなっていた。

「あ・・・っ、ブラッドレイ様・・・」

押し寄せる快楽に耐えようと、ロイは顔を上向かせ、唇を噛み締める。
ぞくぞくとした強烈な感覚が背筋を走り、ロイは手をついていた芝生の草を強く握り締めた。
ちくちくと手に刺さる草の感触と、繋がる下肢から染み入る深い快感。
現実と非現実のギャップのような感覚が、更にロイを煽るものになっていた。
青年を見上げる男は、ただひたすら青年を見つめていた。
汗に塗れた彼の表情は、ひどく美しく、身体の奥で疼く欲を波立たせるばかり。

「っ、は、あっ・・・」
「・・・美しいな。君は・・・」

すっと頬に手を寄せ、青年の顔を引き寄せた。
倒れ込むロイの身体を抱き寄せ、唇を貪る。
絡む舌は甘く、共有する体液も頭がくらくらするほどに甘かった。
ブラッドレイは近づく限界にかすかに眉を寄せた。
躍動を繰り返すロイの内部が、ブラッドレイにもまた強い快感を与えていた。
離すまいとするようなきつい締め付けに、ブラッドレイは笑みを浮かべる。

「ブラッドレイ、様・・・私は、もう・・・」

途切れ途切れに告げるロイに、ブラッドレイはああ、と頷いた。
手を伸ばし、互いの腹の間で苦しそうに顔をもたげているそれに指を絡める。
今まで一度も触れていないそれは、しかし極限に蜜を零し、互いの腹を濡らしていた。
ブラッドレイが親指の腹で先端を擦るように刺激するだけで、ロイの後ろの締め付けがきつくなる。
同時に、男しがみつくロイの力が強まり、
ロイは必死唇を噛んで達する衝動に耐えているようだった。

「や、ああっ・・・だめ・・・で、すっ・・・」
「構わんさ・・・達きたいだろう?」

ブラッドレイの優しい声音に酔わされる。
ロイは首を振った。
その子供のような仕草に、ブラッドレイは更に煽られ下肢を突き上げる勢いを激しくする。
こちらもまた達したい衝動に駆られるブラッドレイは、
余裕のない表情でロイの腰を性急に貪った。
あ、あ、あっ・・・とひっきりなしに悲鳴が洩れ、頭がおかしくなりそうだ。

「あっ・・・も、ブラッ・・ド、レイ、様・・!」

ブラッドレイの激しい突き上げに、ロイはついていけなかった。
ただ、身体に燻る熱を解放して欲しくて、必死にブラッドレイにしがみつく。
ブラッドレイはロイの背を強く抱き締め、そして身体ごと下肢を揺らした。
身体が熱い。溶けてしまいそうなほどに。

「あ・・・閣下・・・ぁ!」
「マスタング・・・」

繋がる下肢がぐちゅぐちゅと卑猥な音を立て、激しく擦られた。
ひときわ高い嬌声をあげようとして、その吐息をブラッドレイに奪われる。
脳を苛むような水音にも、全身を貫く熱にも煽られ、ロイの身体がびくんと強く痙攣を起こす。
くぐもった声と共に、彼自身から精が放たれ、ブラッドレイの手を汚していった。
目が眩み、意識が薄れる。
じわりと奥に熱が広がり、熱い吐息を洩らす頃には、
ロイは意識のほとんどを失わせていたのだった。













「・・・・・・・・・・・・あ・・・」

目を覚ました時、どうしてこんなところにいるのかわからなかった。
肩に熱を感じて顔を上げると、自分の身体をブラッドレイが抱き締めている。
目を閉じている彼を見て一瞬頭を悩ませたロイは、
そうだ・・・・・・!と現状を思い出して青褪めた。

「・・・閣下!っ、大総統閣下!!起きて下さい!!!」

がくがくと揺らすロイに、ブラッドレイは目を開けた。
どうやら眠っていたわけではないらしい。
ブラッドレイはロイの焦ったような声に、露骨に嫌そうな顔をした。

「・・・なんだね」
「・・・なんだね、ではありません!こんな・・・、早くお戻りにならないと・・・!」

こんな場所では、あの時からどれくらい時間がたっているのかわからなかったが、
部下達が必死の形相でブラッドレイを探しているに違いない。
こんなところでゆっくりしている暇はなかった。
ただでさえ、あんな行為で時間を潰してしまったのだから。

「大総統閣下!!」
「・・・うるさいねぇ、君は。私は疲れてるんだがね」
「っ、それはあなたのせい・・・っ!!」

ぐいっと腕を引かれ、ロイは再度ブラッドレイの腕に収まってしまった。
今度こそじたばたと暴れ逃れようとするが、やはり男の腕から逃れることはできず。
ブラッドレイはそんなロイを押さえつけたまま、再度目を閉じた。

「・・・命令だ、マスタング中佐。しばしここで休息を取る。付き合いたまえ」
「・・・・・・う」

ロイは頭を抱えた。
どんな理不尽な命でも、中佐の名を出され命令だと言われて反論できる力はロイにはない。
まったく、職権乱用もいいところだ。
はぁ・・・とため息をついて、ロイもまた仕方なく彼に身を預けた。

「・・・・・・ばれたらどうするんですか」
「ばれんよ。ここは、私しか知らないし、誰も入って来れない」

自信満々、というより面倒臭そうにそう告げるブラッドレイに、ロイは肩を落とした。
どんな根拠があるんだか知らないが、まぁ彼を信じてやろうと身体の力を抜く。
本当は、彼も動きたくなかったから。
徹夜続きの上に、激しい行為。一眠りしなければ仕事などまともにできやしない。

「おやすみ、マスタング」
「・・・お休みなさいませ、ブラッドレイ様」

男の胸に顔を埋めながら、ロイは目を閉じた。
さらさらと草木が音を鳴らす。
心地いい風がさらりと頬を撫で、青々とした木々の薫りが鼻をくすぐる。
まったく、ともう一度ブラッドレイに内心悪態をついて、
ロイは身体に残る快楽の余韻と心地よさに身を浸したのだった。





end.




Update:2004/06/26/SAT by BLUE

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