鋼のチェスミニ講座。



すんごい息抜き。つかホントに追試中なんだかかんだか(オイ)

『鋼の錬金術師』6巻164ページ(+アニメ27話)を検証する!!
『ロイ・マスタングは本当に将軍のキングを詰めたのか?!』(爆死)
兼・・・チェスミニ講座。





6巻でロイ・マスタング大佐が東方司令部の中将さんから1勝をもぎ取ったチェス勝負に関しての考察です。
もちろんですがネタバレではありません(爆笑)
で・・・え?将軍が負けたと言ったから勝ったんだ、って?あーまーそうですけど(滝汗)
とりあえず、なんか盤面適当に書いてないみたいなので検証したくなりました。チェス興味ある方ー!お付き合いくださいませ(笑)
あ、ついでにチェス知らない人もわかるよーな説明をしていきたいと思います(笑)細かいことはいいませんがv

なお、画像使ってるので重いかな(汗)ごめんなさいー。



大佐の駒はこちら。白駒は基本的に先手で、挑戦者・・つまりより弱い人が持ちます。
ちなみに、左から「ポーン」「ルーク」「ナイト」「ビショップ」「クィーン」「キング」で、あとはまた「ビショップ」「ナイト」「ルーク」「ポーン」。
実際、ポーンは8こ、「ビショップ」「ナイト」「ルーク」は各2つづつ使います。



なお、説明では→を使いますね。



中将の駒はこちら。黒駒は後手で、より強い人が持ちます。



なお、説明では→を使います。





さてさて・・・早速いってみましょうか。
ロイ・マスタング大佐は東方司令部の中将さんに(名前なんていうんでしょうねぇ。)1勝97敗15分の記録を取ってるわけですが。
その1勝。ホントに勝ってるんでしょうか。見て見ましょう。

まず・・・164ページの盤面から。→これこれ。

上の黒い背景のチェスメン・・・つまり駒が中将さんの持ち駒。
上の2列が彼の陣地です。
逆に下の白い背景の駒が大佐の持ち駒で、下2列が彼の陣地というわけですね。
チェスは、陣地2列に整列された互いの駒を動かして、
相手のキングを取りにいく・・・つまり、
『詰める』(=キングの逃げ場所を失くす)ことが目的です。
大佐が勝った・・・ということは、
右上の中将さんのを詰めた、という形になるということですね。

さて、それではこれから漫画のコマと盤面の駒(笑)を動かしていきましょう。

現在、中将さんは手にナイトを持っています。
次のコマで、打ちます、ナイト(笑)

ぱしっ。

さて、どうでしょう。
オレンジの矢印で差した位置に、ナイトが打たれました。
打ったというか・・・まぁ元位置から動かしたんでしょうけど。
元位置は漫画に書いてないので省略。
ついでに、このナイトの動かし方をお教えしましょう。
ナイトは曲者です(笑)見ての通り馬足ですからね。
盤面のを見てください。
その8つの位置が、中将さんのナイトの次回動かすことが可能な場所です。
一杯ありますね。
将棋の桂馬・・・あれが、前のみならず後ろも横もOKになった感じでしょうか。
中将さんがここにナイトを動かした理由・・・それは、
大佐の駒に狙われて後ろへ逃げたのか、
はたまた大佐の駒を狙うために陣地から出てきたか・・・。
まぁとりあえず、今のところ大佐の駒が危機、ということではないようですね。
次は大佐の番です。

かたん・・・
「あ!!」
「待った無しですよ、将軍」

ということで、大佐もナイトを動かしました。
今回は、中将さんの駒が危ないですね・・・見えてきますでしょうか。
ポーンが3つほど危ないですね。ナイトが次に動けば取ることができます。
そこで、取られる前に取ってやる、と中将さんは駒を取りたいところですが、
ここで問題なのは、「取ったら取り返される」ということ。
例えば、この大佐のは、ビショップで取ることが出来ます。
ビショップは、斜めならどこでも動ける、これまた扱いにくい駒なんですよねぇ。
ですが、このナイトをビショップで取ってしまった場合。
ナイトの左斜め後ろに、ポーンが構えていますよね。
このポーンもまた・・・わけのわからん動きをするんですが・・・
斜め前のどちらの駒も取って進むことができます。
つまり、中将のが取られてしまいます。これじゃいけません。
チェスは一度取られると二度と使えないし戻ってきません。そう簡単に駒を捨てることはできないんです。
これは、大佐側にも言えることで、
狙っているように見えるポーン3つですが、もし大佐がそれを取ってしまえば位置的に今度はこのナイトを取られてしまうことになります。
大佐はポーンを狙っているわけではないのでしょう。
では駒を進めますか。

かた。
・・・どうでしょう。中将さんは今度はポーンを動かしました。
ポーンは、相手の駒を取るのでなければ基本的に前1マスしか進めません。
中将は、大佐のポーンにこれを取らせ、陣形を崩そうとしているのでしょうか。
少なくとも、先ほど「あ!!」と言ってしまったほど、
ナイトに脅威を感じてないですね(苦笑)。ちゃんとわかってるんでしょう。
とにかく、中将攻めの一手です。大佐は、これをポーンで取れば、
バックアップ力がなくなって先ほどのナイトが取られてしまいます。
どうやってこの攻撃を防げるでしょうかね・・・・・・。
大佐の選んだ戦略は、これでした。

『攻めに勝る防御はなし』

チェスは、何より相手のキングを追い詰めることが目的です。
ぶっちゃけ、どの駒を捨てようとキングが詰められればいいわけです。
さて、次に大佐の動きを見てみましょう。

かしゃ。

ということで。大佐はチェックって言ってないけど『王手(チェック)』です。
王手された場合、中将側はなんとしてもキングを守らなくてはなりませんから、
キングが逃げるかもしくはを取らないといけません。
キングが逃げる場合は、キングの動かし方を知らねばなりませんが・・・
キングは、「上下左右斜め4方向」全部1マスずつ動かせます。
はっきりいって、今回は後ろや横の3マスどこにでも逃げられます。
ビショップは斜めしか動けないので、真正面のキングは取れません。
なんとも口惜しいことですね。
ただ、キングが狭い場所に逃げ込むと、すぐに詰められる可能性があがります。
そうですよね?逃げられる場所が狭いんですから。
ということで、今回中将さんはキングを逃がすのではなく、
相手のを取ることで王手逃れをしようと考えました。
駒を進めましょう。

「ていっ」
かぱん。

こんな感じですかね。
中将さんは、キング自らでビショップを征しました。
これで、キングは狭い場所から解放されたわけですね。
さぞかし気持ちのいいことでしょう(笑)
ただ、次の一手で漫画では詰められることになります。

ですが、その前に余談を。
一番初めの盤面でなかったルークがこの盤面ではあるんです。
そう、大佐のナイトの前にあるルークです。
これ、165ページ左下の最後のコマなんですけど、なんであるんだ?
不思議ですねぇ。164頁の時点では、中将さんが取っちゃってるはずなのに。
もう1つ、作者様への指摘ですが(オイ)、
そもそも互いが取った駒の色、おかしいですねぇ。
中将の手元になんで黒い駒があるんですか。大佐のとったんだから白駒でしょうに。
いろいろ、大佐がとったのをそっちに持っているのかとか悩みましたが、
まぁただのミスでしょうね。これが白い駒で、大佐の所持してるのが黒い駒ならおかしくないっす。(笑)

さてさて・・・話は元に戻して。
次に行きましょう。

ガン。
「王手(チェック)!」
「・・・あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

さぁ、ここからが検証どころです。
どうですか?詰まってるでしょうか?!
『詰まる』とは、「王が逃げ場所がない」「攻め駒を取ることができない」ですよ。
なんでルークで取らないんでしょう。目の前にあるのに。
ルークは縦横ならどこでも行けます。目の前のナイトを取ることが可能です。
ルークで取ったら何かデメリットがあるんでしょうか?
・・・はい。実は大いにあります(笑)
次に、キングが逃げる場合。
陣地に逃げ込んだ場合・・・先ほどと同じ理由ですぐに詰められるでしょうね。
それでは、開けた世界へキングが逃げた場合。
これは、大佐が失敗すれば詰められなくなりますよ。
ちゃんとやれば詰められますが・・・。
ということで、この盤面。

まだ詰まってません!!

チェックメイトじゃありません!!

中将、まだまだあきらめちゃいけませんって!!!(爆)
大佐もたまにヘマするんですから(笑)
ということで、ちゃんと詰めるまでの行程を、次回載せたいと思います(笑)
「ルークで取った場合」「キングが逃げた場合」の2つでねー。
あー暇人。(暇じゃないです。)

ということで、結論!!!!

中将は、負けたのではなく「勝つのをあきらめた」。(爆)



それにしても、チェス、いいですよねぇ(オイ)。
将棋よりカッコよくて(オイオイ。)素敵です。イイ男にはチェスが似合うねっ!!!(爆死)
僕は「クラッシャーズ〜Knight&Ran〜」というCDドラマ作品にハマってるんで、チェスハマりは外せませんv
クラッシャーズはコードネームが「ナイト」「ルーク」「ポーン」「ビショップ」で構成される、
その名の通り暗躍する悪を修復不可能にまで叩き潰す、通称「闇の破壊者」。
もちろん、クィーンもキングもいます(笑)。
その中で、ナイトがイイ男なんですよまったく〜〜〜〜vvv惚れ惚れしてますね。
初めて6巻を読んだ時、ロイがナイトで詰めてたからなんか萌えちゃいましてね〜〜〜vvロイにもナイトにも(笑)
あー、クラッシャーズは当サイトのクラページで年中無休で布教中です!!
たったのCD2枚ごときなんで、興味ありましたら聞いてやってください(笑)布教ページでイロイロ説明してます(笑)→公式サイトはこちら
・・・と、クラ布教までくっつけてしまいましたが!



チェスですよチェス!!!
ほんと、なんか真面目にチェス講座なんぞをしてみたくなりました(笑)
とはいえ、僕個人もチェス知って長くはないんですがね(苦笑)
月刊ガンガンの2月号だかで、ロイがチェスしてるカラーページがありましたよ。「戦士達の休息」ってねー。
カッコよかった!!素敵!!ラヴ!!
次回の詰め講座では今回説明し切れなかったクィーンの動かし方もちゃんと説明しようと思いますv
んーぶっちゃけて言えば、クィーンは縦横ななめどこでもいくらでも動かせますね(爆)
ルーク+ビショップというところです。すんごい強いんですよ、クィーン。

あ、最後にチェス盤画像は僕が作りましたが、チェスメン(駒)のアイコンは千彩堂さまからいただきました。
ありがとうございました!!







余談のさらに余談ですが・・・
麻雀知ってますでしょうか。知らないほういいんだけどね・・・(と常々父に言われてきた。)
エドが麻雀で錬金術を使ってイカサマした、っていうネタをとあるギャグ漫画サイト様で読みまして(笑)。
そうだよね!!すごいね!!
パンッと手打って麻雀牌に触れて、錬成する・・・っ!!!
もう、すげーじゃんよ!!もらった手をさー、もう最高の並びの牌にしちゃえるじゃん!!
こういうのって、ポーカーでもありだよね。手持ちを隠す関係の賭け事はぜってーいいよね!!!素晴らしいわ!!(爆)
とちょっとステキに素晴らしいことを考えてたれっちょでした。(だから勉強しろって・・・・・・)



ということで、次の更新はこちらでーす♪

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