クラウドの受難、セフィロスの受難。その7



「悲しむことはない。怒りに震える必要もない。なぜならクラウド、お前は・・・人形だ」

この衡撃的なセフィ口スの台詞が、さらなる波乱を引き起こした。



「ウソ・・・!クラウド、あなたってセフィロスの『人形』だったの?!」

ティファが汚いものを見るような目でクラウドを見た。

よく見たら、周りのみんなも同じような表情をしている。

「おめー・・・やっぱりセフィロスとデキてたんだな」

「へっ・・・?」

クラウドがどきりとして振り向いた。

「な、なんでそうなるんだよっ!!」

「だって、セフィロスがあなたのことを人形だとか言ってたじゃない!!」

ティファは泣きそうになっている。

もう、よほどショックだったらしい(苦笑)

「に、人形って・・・違う!それだけは違う!!俺はセフィロスの玩具(オモチャ)なんかじゃないっ!」

ふるふるとこぶしを握りしめて否定するが、誰もわかってくれない。

人形?!俺が?!セフィロスの?!

クラウドはきっと前を向くと、自分を窮地に追い込んだ存在に叫んだ。

「セフィロスっ!何適当なことを言ってるんだっ!!皆大変な誤解をしちまってるだろ?!」

「かまわん。事実だ」

「やっぱりー。クラウドあんたってサイアク!!」

ユフィなんかに言われたくないよ。このマテリア盗人め。

クラウドは苦い顔をして一つため息をついた。

「・・・わかったよ。いいんだな?セフィロス。俺はこの窮地から逃れるためにアレを使うっ!」

「なによ、アレって」

不審そうにクラウドを見やるティファその他。

けれど、セフィロスはどきりとした感じでクラウドを見た。

「・・・やめろ、クラウド」

セフィロスの静止の声も聞かず、クラウドはふところ(あるのか?)から数枚の写真を取り出す。

そして、叫んだ。



「セフィロスはなぁ!昔は俺の下で啼いてたんだよっ!証拠がこのハメ撮り写真だーっ!!」



「・・・全体魔法、フレアあっ!!」



写真を見ようと飛びついたパーティ達は、一瞬にして全滅&ゲームオーバーとなってしまった。

そして、はぁはぁと息を荒くするセフィロスは、再度クラウドが訪れたら、今度はもっと誤解のないセリフを言おうと心に決めたのだった。











・・・セフィのハメ撮り写真・・・見たいっス。

小説リスト

PAGE TOP