攻受決定戦!第2話。
上着をめくり上げ、露わになった胸に手を這わせた。
「・・・んっ・・・」
途端に洩れる、甘い声。
それを聞けば、セフィロスの身体が熱くなる。
「クックック・・・こいつはいい・・・・・・」
まだ大人になりきれてない中性的な体躯、日に焼けた、それでも白い滑らかな肌。
こんな上物の身体なのに、少しも情事の跡がないことに、セフィロスは心底喜んでいた。
・・・英雄を組み敷くあたり少なくとも最近は受けなどやっていないのだからそれは当然なのだが、既に自分の世界に入っているセフィロスはちゃっかり忘れている。
「・・・セフィロス・・・?」
そして、やっとクラウドは目覚めた。
また暴れださないように、セフィロスは手首を押さえつける。
「やっとお目覚めか?クラウド」
自分が寝かせたくせに皮肉気に笑うセフィ(爆)
「・・・結局、ネコ役か・・・・・・」
「そうだ。当然だ。というか決まってる!おとなしくしてろ」
深々とため息をつくクラウドの髪をあやすように撫でると、セフィロスは少年の中心に触れた。
あきらめたように抵抗しない体は、自分の愛撫に合わせて熱をもっていく。
やっと!クラウドをこの手に!!
嬉しくて嬉しくてしょうがないセフィロスは、ムチャクチャ機嫌が良かった。
サービス精神一杯に、クラウド自身を口を含む。
「やめ・・・っ・・・」
拒絶の言葉も無視し、歯を立ててクラウドを追い詰めていく。
と。
クラウドの手が自分の背後に回った。
なんだ?!と思ったら、頭がクラウドの中心に押さえつけられる。
そして、しまいにはクラウドが上半身を起こしていた。
「やっぱ、あんたって受けだろ?」
わけのわからない台詞を聞いた次の瞬間、セフィロスは自分の奥の部分から強い刺激を感じた。
「―――――っ!!」
やめろっ!とか叫ぼうにも頭は押さえ付けられ、何時の間ににかムリヤリ奉仕させられている状態であり。
「あーやっぱあんたって上手いねー。さっすが」
「・・・ちっ、違う―――――っ!!!!」
犯すつもりがまた犯されそうになったセフィロスは、口の端を汚しながらも必死に反論し続けていたのだった。
つづく・・・よ。うん。