Prologue



レイ×シンネタです。
18禁〜21禁鬼畜エロをメインにしてます。苦手な人は回れ右。
アカデミー時代のネタがメインです。
□レイ×ギルが前提、というかレイの本命はギルですがあくまでレイシンがメインです。
□レイ→シンへの愛はありません
□シン→レイの愛はあります。
□レイがシンに近づいた目的:身も心も自分の手駒にするため。
□シンは不感症です。
□レイの性格:酷いです。鬼畜です。
ギルやシンのみならず男女構わず手つけてます。泣かせた相手は数知れず。

上記設定が耐えられない人は戻りましょう〜














「・・・お前、ヒデー奴と同室になったなぁ・・・」
「え・・・君、は・・・?」

ザフトアカデミー、始業式の日。
張り出された寮の番号と組み合わせを確認していたシン・アスカは、ふと知らない少年に肩を叩かれた。
同じように制服を着ているから、もちろん入学してきた同期生なのだろう、浅黒い肌に黒髪の、見た目さばさばとした性格の少年だ。

「俺?俺はヨウラン・ケント。君の部屋のお隣さん。
 ・・・しっかし、あの"レイ・ザ・バレル"と同室とはね・・・・・・」

なにやら意味深に呟くヨウランに、シンは戸惑った。
いきなり話しかけられたことも動揺したが、それ以上に彼の言葉が気になって仕方がない。
自分の同室の・・・、レイ、という男が、なんだって?

「えと・・・、その話、もう少し詳しく聞きたいんですけど」
「ああ、いいけど。
 ・・・レイって奴、俺のダチと同じ工科学校、去年まで通ってたんだ。話聞くと、もう、噂がひでーのなんの」
「ひ、ひどいって何が・・・」
「もちろん、コッチの関係。もう、男も女も関係なく、何十人も手つけてるって。しかも、めちゃめちゃ優面で紳士的な態度に乗せられた奴は、ほっとんど1日2日でポイ。まったく、モテない奴にとっては殺したくなる相手だねぇ」
「そ、それって・・・・・・、まさか」

シンは耳を疑った。
確かヨウランは、そのレイって奴は男も女も関係なく、とか言っていなかったか?

「そ。だから、お前も気をつけなよ・・・ってうわっ!!」

いきなりヨウランが驚いて振り向いた先に、1人の少年が立っていた。
これが、噂のレイ・ザ・バレル。ヨウランという彼の驚きようからして、きっと当人なのだろう。
金髪の・・・、確かに綺麗な顔立ちをしている。というか相当の美少年だ。女の子が放って置くはずもないのはわかる気がする。
自分も思わず見惚れてしまっていると、すっと目の前の彼が手を出してきた。
ヨウランは既にその場から逃げ出している。

「君が、シン・アスカ・・・君?俺と同室の」
「あ・・・、は、はい」

何故か緊張して、シンは出されたレイの手を取り、握手を交わした。
先ほどのヨウランの言葉など考える余裕もない。目の前の少年には、なにか引き込まれる魅力を感じた。
目を見開くシン・アスカに、レイは小さく笑ったが、もちろんシンは気付かない。

「これから長い付き合いになるだろうが、よろしくな。」
「よ、よろしくお願いします・・・レイさん」
「レイ、でいい。君は15歳だろう?俺も同じ年だ。俺も、シン、と呼んでいいか?」
「あ・・・、はい」

シン、と名前を呼ばれた瞬間、ぞくりと背筋が震えた気がした。
しかし、その感覚に名をつけられないまま、シンはレイ・ザ・バレルと名乗る彼と共に、2人の部屋である302号室にたどり着く。
隣を歩くレイ、という少年を、シンはちらりと見やった。
・・・これが、あのヨウラン、と名乗った少年がいう、"噂"の、彼。
男女関係なく、手をつけては捨て・・・、という言葉を思い出して、ぶんぶんと首を振る。

けれど、そんな心配をしていたのは、ほとんど1ヶ月が過ぎるまでだった。

初めて出会った時は饒舌だった彼は、
普段はほとんど無口で、必要最低限しか話さない、他人に無干渉、を貫く男だったから。
シンはほっとため息をついた。始業式の時は、気を張っていたものの、
本当はシン自身、不安定な時期だった。
まだ、割り切れていない。
その証拠が、手の中の妹の形見である携帯電話。
毎日のようにそれを眺めているシンに、対してレイは特に何も言わなかった。
だから、ただの同僚である2人の関係は、それなりに上手く行っているように見えた。
もちろん、傍から見れば、である。

日々が過ぎ、シン・アスカは学年トップ10を誇る優等生、
そしてレイ・ザ・バレルはその裏の顔を裏のままで押し通し、同期生を率いる生徒会長になっていた。





00.Prologue
01.お前は俺の所有物
02.調教してやるよ
03.そのカオ、ぞくぞくする





Update:2005/08/25/WED by BLUE

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