Love in War! vol.7
「あ、隊長!!今、部屋に通信を入れようと思っていたんです」
評議会からです、といって渡されたその紙片には、クルーゼへの出頭命令。
クルーゼは多少フラつく頭でフン、と笑うと隣のアデスにそれを渡した。
「・・・出頭命令、ですか・・・?そんな、あれをここまで追い詰めておきながら・・・!」
「ヘリオポリス崩壊の件で、議会は今頃てんやわんやといったところだろう。まぁ、仕方ない。あれはガモフを残して引き続き追わせよう」
「はっ!」
アデスの承諾の声を聞いて、クルーゼは頷いた。
「それから・・・アデス、一つ頼みがあるのだが。」
「・・・?なんでしょう」
クルーゼが人にものを頼むのは珍しい。
さりげなく周りの管制官も聞き耳を立てた。
「この艦の修理が終わり、本国に到着するまで・・・、部屋のベッドを貸してくれ」
「・・・は?」
アデスはちょっと驚いた。なんだこいつ、誘ってるのか?(爆)
「いや・・・な。私の部屋のベッドが壊れてしまったんでな。交代で構わんから、よろしく頼む。」
「・・・はぁ・・・」
別に、寝台を貸すことくらい、大したことでもない。
アデスは承諾すると、クルーゼはありがとう、といってブリッジを出て行った。
そこにいた皆(アデス以外)は、顔を見合わせた。
(・・・・・・ベッドが壊れた、とか言ってたよな・・・?)
(そういえば、顔が多少蒼褪めてたような・・・)
(やっぱり、部屋に少年たちを連れ込んでたという話は本当だったのね・・・!)
(それでいて、またアデス艦長にまで・・・。蓼食う虫も好き好きだなー)
・・・違うってばお前。
とりあえず、静かな休息の場を見つけたクルーゼは、アデスの部屋に入るとすぐに眠ってしまった。
ここ最近の疲れを全て癒すかのように。
・・・・・・しかし、その後交代のために部屋にやってきたアデスが、クルーゼのその眠りこけた表情に欲情し、彼を襲ってしまった・・・かどうかはさだかではない。
お疲れ様vクルーゼ隊長vv(オイ)続きは・・・やめようね(汗)
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